Iさん(東区・男性・41歳) ■電話による相談
20代から共同経営 していた、車関連の事業に失敗し、負債を抱えてしまつた Iさ ん。離婚 し、子どもの親権は妻に移り、家族は他県の実家に引っ越したそうです。現在の住まいは家族で住んでいた時の住居なので、家賃が払えず滞つているとのこと。いろいろと金策をしたもののうまくいかず、全額返済と即時退去の勧告を受けました。
法テラスに相談したら、自己破産をして生活保護申請をするように言われた。退去の日が迫つていて支援の会に連絡したが「空きがない」と言われて、居住支援協議会を教えてもらつた。
現居、東区の生活保護課に連絡したら「保護申請は受けている、住居が決まれば、生活保護は支給できる」との返笞があつたとのこと。法テラスからも支援協力の連絡が入りました。退去の期間が迫つているので、家具などは友人に預かつてもらい、短期間利用できる有料ホームに一旦入居してもらい、そこを住居として生活保護の決定を受けました。その後、保護費の住宅扶助内の物件を探すが、保証人がいないとのことで、なかなか見つかりませんでした。Iさんは、当初は渋っていましたが、県内に住む兄弟に保証人になつてもらうことで、住み替えができました。
Jさん(中央区・女性・34歳) ■5歳と3歳の2人の男児あり
■相談会での面談
Jさんは、1年 くらい前から夫の暴カがひどく離婚。同区内の実家(公営団地)に、2人の子どもと身を寄せていました。精神的なケアを受けているJさんは、収入も少ないため、生活保護の申請に行くと、別所帯との同居は生活保護が下りないと言われたそうです。また県からも入居条件に違反しているので退去するように勧告されました。
保護課に確認したら、「住まいが決まれば生活保護を受けられるようにできる」とのこと。さらに、不動産管理会社に連絡し、「保証人と代理納付を条件に紹介できる」とのことでした。双方に相談し、同時進行で進める案で内諾を得て、10曰 くらいで住み替えることができました。