「一戸建て住宅は、高齢者の独居・夫婦世帯では広すぎる」「子育て中だが、狭い賃貸住宅しか借りられない」など、住まいのミスマッチは少なくありません。このため、熊本市居住支援協議会では、高齢者や子育て世帯、障がいのある方などが、安心して住み替えができるよう、福祉や不動産の専門家などが、住み替えをお考えのみなさんと一緒に、住まいを探すお手伝いを行っています。定期的な対面式の住み替え相談会で話をお聞きするほか、お急ぎの場合は、電話や事務局への来訪で受ける場合もあります。
ウェルパルくまもと1F「 あいぽーと広場」で行われた住み替え相談会の様子
平成25年3月 ~平成26年2月 の相談件数は、定期の相談会の来場相談者数65組79相談でした。相談者種別では、高齢者43%、 障がい者25%、 子育て世帯13%、 その他19%で した。一方、電話や直接来所による相談者件数は、68組74相 談。相談者種別では、高齢者34%、障がい者19%、子育て世帯22%、 その他25%です。その他の継続対応数は291件336回でした。
高齢者で障がいのある方や、障がい者で生活保護受給者などの生活困難者、離婚により生活困難になつた方など、複数の課題をあわせ持つ
方も増える傾向にあります。「自分がどこに相談すればいいか分からない」「困り事をどういう風に伝えたらいいか分からない」という方々も多く、今後も、仕切りを設けず相談に対応し、安心を提供したいと考えています。(Saflanet8号 より抜粋)